ビートルズの良さがわからないけど、アルバム感想文「プリーズ・プリーズ・ミー」を書く

ビートルズのような4人が微笑んでいる 音楽

まず一番最初にお伝えしておくと、
この記事は、最初、ビートルズのアルバムレビューになるはずだった。
ただ、一通り記事を書き終えた後、ひとつの疑問が生まれた。

これはレビューと言えるのか……?
あれ、そもそも「レビュー」ってどういう意味だっけ?

……で、「レビュー」の意味を今さらながら調べた結果、判明した。

私の書いた文章は、レビューではなく、感想文だ!

それに合わせて、書き終えたはずの記事の文中の
「レビュー」という言葉を「感想文」に書き換えた。
(なんか悲しい気持ちになった……)

本当は「レビュー」と書いたほうが格好がいいが、
どう考えても私のは「感想文」だ。
正直、私もその方がしっくり来る。

それを踏まえて、この記事をお読みいただければ嬉しい。
では、スタート!


私は音楽が好きだ。
……ただ、ビートルズの良さは、よくわからない。

これは、そんな男が書くビートルズの音楽の感想文だ。

……もう一度言おう。

これは、
THE BEATLESの良さがわからない者が書く、
THE BEATLESのアルバム感想文
だ。

では、はじめよう……

「私のビートルズ観」

私は音楽が好きだ。
このブログでも音楽の記事を書いてみたいと思っていた。

で、音楽レビューならぬ、音楽感想文を書こうと考え、
何を取り上げようかと考えた。

一発目は……やはり、ビートルズにしたいな、と思った。

なんか、ビートルズって基本って感じがするから。

ただ、問題なのは、私はいまだにビートルズの良さがわからない。
正確にいうと、ちょっとはわかる(気がする)。
でも、みんなが絶賛するほどの良さがわからない。

なんなのだ、ビートルズとは。

音楽が好きならビートルズが好きなはず、という世の圧力みたいなものを感じる。
自分は音楽がたしかに好きなのに、ビートルズの良さがイマイチわからない悔しさ。

ビートルズを好きになりたい、なろう!と決意して、ステレオBOXを買って、
オリジナルアルバムを何回も聴いた。

これは修行だと思いながら、
毎晩、寝る前にアルバムの中の1曲だけを、歌詞カードをしっかりと見ながら、
ビートルズを自分の血肉にすべく、真剣に聴いたこともあった。

私は、ビートルズに限らず、
曲が自分の中で馴染むまで何回も聴かないと、
その曲の良さがわからないことがあった。

かの有名な
「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント」(H Jungle With t)
の時もそうだった。
200万枚以上もCDが売れた超大ヒット曲だが、1回目に聴いた時はピンと来なかった。
でも、何回もラジカセで聞いていたら、超好きになった。

ビートルズもWOW WAR TONIGHTと同じだろうと思った。

でも……何回も聴いたビートルズだが、いまだに “ちょっと” 良いと思うくらいだ。
周囲のビートルズ好きの人と話すと、やはり温度差を感じるし、
自分はビートルズの本当の良さがわからないと感じる。

なんなのだ、ビートルズの良さとは!

長々書いたが、要は、そんな男がビートルズのアルバム感想文を書くのだ。
理由は、やはり、取り上げるなら一発目はビートルズだろう、という
なんとなく、の思いだ。

「私のプリーズ・プリーズ・ミー観」

今回、取り上げるのは、
THE BEATLESの1stオリジナル・アルバム「PLEASE PLEASE ME」だ。

まず最初に、このアルバムに対する私の漠然とした印象から書く。

ファーストアルバムだよなあ……
シンプルで、若さと勢いがあるよなあ……
だ。

もしかしたら昔、中学生の頃に図書館で、
プリーズ・プリーズ・ミーのCDを借りて聴いたことがあったかもしれない……。
その時は、有名な曲がかかった時に
「おっ、これ聴いたことがある曲!」と思ったくらいで、
このアルバムにハマることは無かった。

プリーズ・プリーズ・ミー・ジャケットの感想

では、感想文を書いていこう。

まず、アルバム「PLEASE PLEASE ME」の見た目から。

ジャケット写真。

なんだ、ビルの上から、踊り場から若いビートルズがこっちを見ている。
まるで「おまえに、このCDの本当の良さがわかるかな?」とでも言いたげな、
こちらを見てあざ笑っているかのような、すごい上から目線を感じる。

PLEASE PLEASE MEって文字も、まるで
「頼むから、このCDの良さを理解して、俺を喜ばせてくれよ!」
という意味にも思えてくる。

まるでビートルズが私に挑戦状を叩きつけているようだ。
しかし、そんな脅しに私は負けない。
と、強い気持ちで中身の感想文へと進んでいくことにする。

プリーズ・プリーズ・ミー・収録曲の感想

では、ついに本丸の、
THE BEATLESのアルバム「PLEASE PLEASE ME」の
収録曲の感想文に入っていく。

なお今回は、先ほども話に出てきたステレオBOXこと
「ザ・ビートルズ BOX」のCDを感想文に使用した。
2009年度改訂デジタル・マスター使用の音源ということだ。

あらかじめ言っておくと、
私がビートルズのCDを何度も繰り返し聴き込んだ、
いわゆるビートルズ修業時代は、けっこう前のことなので、
もはや、その時に詰め込んだはずのビートルズの知識は、
ほとんど忘れていると思う。
つまり、まっさらな気持ちで感想文を書いていく所存だ。

では、はじめよう……

アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア

記念すべきビートルズのデビューアルバムの1曲目。

ワン、ツー、スリー、フォー!のカウントから始まる、この曲。
しょっぱなから声が少しガラガラしていて、私を威嚇しているようにも聴こえる。

これはメインボーカルは誰?ジョンレノン?
私は、ジョンとポールの声の判別がうまくできない。これも悔しい。

この曲は、ノリがいい。

ギターソロの前のヒャーハーみたいな叫びに勢いを感じる。

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

調べてみたところ、
どうやらリードボーカルは、
ポール・マッカートニーらしい。
※いきなり間違えた……

ミズリー

2曲目は、打って変わってミドルテンポの曲。

これは、あまり印象に残らない……。
何回も聴いてるから、聴けば思い出すんだけど……。

曲が短い。

アンナ

3曲目。

2曲目のミズリーより、さらに少しゆっくりな曲。
こうして感想文を書いてみると、1曲目、2曲目、3曲目と、
だんだんテンポがゆっくりになっていることを発見。

この曲を聴いていると、
波に揺られているような感じがする。

これもボーカルはジョンレノンかな?
少しかすれた声だから、ジョンだよね?

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

調べたら、
これはリードボーカルが、
ジョン・レノンで合ってた。
※よかった……

チェインズ

4曲目。

3曲目より少しテンポが上がって、
ズン・タッタズン・タッタって感じのリズム。

この曲も2・3曲目と同じでそんなに印象に残らない。

歌ってるのはジョン……だよね?

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

え!リードボーカルは、
ジョージ・ハリスンだって!
※不意を突かれた……

ボーイズ

5曲目。

これはアップテンポ。

そして、ボーカルが今までと違う!
リンゴだよね、たしか。

これまで、ミドルテンポの印象薄目の曲が続いていたので、
若干飽きかけていたが、ボーカルが明らかに変わったことにより、
ここでまたちょっと目が覚める。

ギターソロ前のシャウト、また来た、若さを感じる。

“パッシュワ、パッパッシュワ” みたいな合いの手、
ふと、スーパー銭湯アイドル、純烈が頭をよぎる

最後はフェードアウト。

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

4曲目のジョージ・ハリスンの
ボーカルには気づかなかったくせに……
※恥ずかしい……

アスク・ミー・ホワイ

6曲目。

3曲目のアンナみたいなテンポの曲。

また波に揺られるている気分。

たぶんなんかロマンチックな感じの曲なんだろう。

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

歌詞をわかっていない……
※それでいいのか?

プリーズ・プリーズ・ミー

7曲目。

さあ、ここにきてやっと有名なあの曲だ!

これは耳なじみがある。
やっぱり知ってるシングル曲はいい。

ハモリもいい。テンポもいい。

ハモリで歌詞を間違った後の、
ジョンレノンの笑い気味のボーカルもリアルでいい。

ラヴ・ミー・ドゥ

8曲目。

7曲目に続いてこれも知ってる。
シングル……だよね。

テンポは7曲目のプリーズ・プリーズ・ミーより少し遅い感じ。

前にテレビでこの曲の凄さを解説してたけど、
このリズムがなんとかかんとか……と言ってたと思う。
このリズムでシングル曲なんだ……って感じの。
言われてみると、面白いリズムな気がする。

P.S.アイ・ラヴ・ユー

9曲目。

有名なシングル曲の2曲が終わって、
また少し印象が薄い曲。

PSアイラブユーの意味なら、
まあ、愛の歌って感じだよね、おそらく……。

この感じのテンポが、このアルバムには多い気がする。
だから、どの曲も似て聞こえて印象が薄いのかな……。

ベイビー・イッツ・ユー

10曲目。

そんなこと言ってたら、またこれもそう。
テンポが似てる。

たぶん、これまでと同じように愛の曲なんだろう……。

他の曲との区別がつかなくなってきた……。

ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

11曲目。

また波に揺られる感じで、このテンポ。
もう、違いがわからない……。

ボーカルはジョンレノンかな……?

バックコーラスの “お風呂の響き感” が強い。

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

リーーード・ボーカーーール!
ジョーーーーーーージ・
ハリスーーーーーーーン!!!
※ジョージを含めるともう判別できない……

蜜の味

12曲目。

少し西部劇的な雰囲気で
他の曲と区別がつきやすい。

ボーカルは、ジョンレノンかな?

テイストハニーって、ハチミツを感じる。(何を言ってるんだ)

……いや、あれ?
ポールがボーカルかな?

ああ、ボーカルの区別がつかない私はだめだ。

田中ゆ太郎
田中ゆ太郎

ポールがリードボーカルだった。
※もう自信を無くしている……

ゼアズ・ア・プレイス

13曲目。

お、テンポが速くなった。
いいね。

ジョンとポールがハモってるんだよね?

Bメロからサビにいく感じがいい。

アルバム中で印象に残りやすい曲だと思う。

誰が作曲したのかな?
ああ、ジョンとポールだったよね、だいたいの曲は。

ツイスト・アンド・シャウト

14曲目。

ついにラスト!

ジョンレノンが風邪ひきながら歌ったという伝説の曲だよね。

この声がジョンレノンなんだから、
ジョンの声は、私の中では、やはり少しかすれたイメージ。
かすれ具合もヒントにしつつボーカルの判別をしているんだけど、
かなりの確率で間違う……。

テンポがすごく早いわけではないけれど、ノリがいい。
ツイストしたくなるようなリズム。

この曲は、アルバムの中でもかなり印象に残る曲。

プリーズ・プリーズ・ミーを聴き終えて

はい、これで全部聴き終わりました。

1曲が短いから、
アルバム自体も短い。

最初に書いた “ビートルズを聴きまくる修行時代” に、
1stアルバムということで、このアルバムは何回も聴いてはいる。

だから、聴けば「ああ、この曲ね」と思い出すんだけど、
印象に残る曲は少ない……。

アルバムとして何回も聴いてはいるから、
自分の中に曲が馴染んではいるはずなんだけど、
感想としては、まあ、普通……かな。

点数

2点

※5点満点

アルバム情報

下記の情報は、今回の感想文を書き終えた後に、
ネットで調べて書いたものです。


アーティスト:THE BEATLES
タイトル:PLEASE PLEASE ME

※「PLEASE PLEASE ME」はシングルでも発売されていますが、
今回この記事で取り上げたのは、同タイトルのアルバムです。

発売日:
モノラル盤/1963年3月22日
ステレオ盤/1963年4月26日
イギリスで発売。

ビートルズの1作目のオリジナルアルバム、
デビューアルバムです。

EMI・レコーディングスタジオ(現在のアビー・ロード・スタジオ)で録音。
スタジオライブのような形で、ほどんとの曲が一発録り。

収録曲14曲のうち、8曲がオリジナル曲で、6曲はカバー曲。

おわりに

今回、はじめてビートルズの感想文を書きました。

ビートルズと言えば、言わずもがな、
誰もが知る音楽界の伝説的バンドです。

ただ、私はいまだに、みんなが絶賛するほどの
ビートルズの良さがわからない……
ビートルズにハマることができない……

本当は私だってビートルズにハマって、
多くのビートルズファンと共に熱く語り合いたい……

そんな男が書いた、はじめてのビートルズのアルバム感想文です。

熱く語れないのなら、ありのまま、自分が感じたままに、
曲を聴いて思ったことを素直に書こう、と思って書きました。

ビートルズが好きな方にとっては、失礼な内容になったかもしれませんが、
こんな人間もいるのかと、温かい目で見て頂ければ幸いです。

私と同じくビートルズの良さがわからない方には、
どこか共感してもらえる部分が少しでもあったなら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました